名前は便利!
書くと言ってしばらく書いていなかったExcelの「名前」のことです。
- 名前とは?
- 列、行、範囲(A2:C30など)に名称をつけて、式を分かりやすくしたり、指定しやすくする方法です。
主に次のケースで威力を発揮します。
- 絶対参照したいとき
- 配列として扱いたいとき(VLOOKUPでデータベース参照のようなケース)
- クロス表の一部だけを参照したいとき
名前の付け方は、すごく簡単です。
つけたいところを選択してから、数式バーの左隣に好きな文字を入れるだけです(セル番地が出ている部分。下の例ならSUBTOTALと出ているところ)。
イメージは、Word,Excel,PowerPointの技--Be Cool Usersにうまくまとめられています。
●名簿のような表からVLOOKUPで必要項目を引っぱってくる場合の典型的な例
- B列に「Mno」という名前をつける
- 名簿(緑で囲まれた社員番号−メールの部分)に「shainM」という名前をつける
- VLOOKUPで、「Mno」をキーに氏名やメールアドレスを持って来る
絶対参照になるために、$をつけたり、手で修正したりする手間がありません。
のようなケースで威力を発揮します。
- C列に「売上9月」、D列に「売上10月」という名前をつける
- 5行目−7行目に「営業2課」という名前をつける
- 7行目に「津田」という名前をつける
- 後は参照したいセルを計算式に書けば、簡単に計算できる
例は、小さい表なのであまり恩恵が感じられませんが、非常に大きい表とか、列がたくさんある場合に、各要素に対して各種計算をしたい場合に絶大な効果を発揮します。
ピボットでできないこともありませんが、各種値を入れると、見難くなってしまって使えないですからね。
例えば、テストの点数分析表など、平均、最低、最大、標準偏差を科目毎やクラス毎に出したいときなどです。
名前は、リストにも使えます。例はこちら→Word,Excel,PowerPointの技--Be Cool Users
P.S.絵を探していてすごい技を見つけました。
リストを自動的に伸び縮みさせる裏技→よねさんのWordとExcelの小部屋→リスト範囲を自動でのばす
皆さんすごいですね。